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スローダンス【アイナナ/R18/百/天】

第4章 新世界への前奏曲



「次のコーナーあるじゃん?簡単な○×アンケートとりながら、オレたちがトークするとこ」

「はい」

「台本ではオレが仕切りだけど、ここ、三月がMCやってみなよ」

「え!?いきなりですか!?」

「冠の番宣に来てるんだから、君らが面白いことアピっちゃえ!冠取るまで苦労したろ?今はまだFSCのことがあるから。他も様子見してるけど、うまくいったら、ばんばん仕事来るから」

「FSC……そんなことまで知ってるんですか」

「ふふふ。モモちゃんの情報網甘く見ないで。大御所女優の下着の色まで知ってるから」

「下……っ」

「冗談。想像した?」

「しっ、してません!」

「安心して、下着事情は零のしか知らないから」

「……ええっ!?!?」

「あはは、うそうそ。でも、いつか零のだけはこの目で確認するから!」

「(も、百さん、どこからどこまで冗談なのかわかんない…!)」

「そうそう、下岡さんからも、君らの評判は聞いてるよ。オレも太鼓判押してあげる!」

「でも、失敗したら……」

「失敗した時は笑っちゃえ!泣いても怒ってもどうにもなんないなら、笑ってた方がいいじゃん!だって、オレたち、キュートなアイドルなんだからさ?」



こうして、NEXT Re:valeの収録が始まった――。


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