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スローダンス【アイナナ/R18/百/天】

第16章 アダムとイヴの林檎




――ツクモ本社ビル。



『11箇所かぁ……』

「多いね」

「もっと絞り込めればいいんだけど……」


一織に電話したあと、三人が引き続き資料室で資料を漁っていれば。
ガチャリ、とドアが開いた。

そこにはいかにもな外見の柄の悪い男が立っていて。


「おい、その辺にしとけよ。あんまり、はしゃぎすぎちゃいけませんよ」


そういって、バタン、と扉が閉まり男が近寄ってくる。


瞬間、百がにやりと口の端をあげた。





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