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スローダンス【アイナナ/R18/百/天】

第9章 STARDAST MAGIC






「それじゃあ、打ち上げ二次会会場に、小鳥遊事務所をお借りしたことだし!みんな、グラス持って!」


ホテル会場での少し堅苦しい一次会を終え、二次会ということで小鳥遊事務所に移動したメンバーたち。百の掛け声で、全員がクラスを片手に掲げる。


「改めて、乾杯ー!!みんな、お疲れ様でしたー!」


乾杯を交わせば、メインディッシュとして懐石弁当が到着。それを持って入ってきた万理の登場に、千はとても嬉しそうだ。


「万、アドレス交換してよ」


零の隣に腰掛けようとした万理に、千が言えば。万理は眉根を寄せて訊ねた。


「いいけど、なんで?」

「なんでってことないだろ!ほら、プロフィール登録用に写真撮るからこっち向いて」


千がそう言えば、百がすかさず割り込んでくる。


「は!?オレのアドレスにだって、オレの写真登録してないよね!?」

「するする。これからする。万、ほら、写真……」

「千、ちょっとキモい」

「五年間同じアルバム眺めてた僕にひどいこと言うなよ!?」

「バンさんより先にオレから登録だろ!コンビ愛でしょ!次は零!だよね!?」

『いや、私は別に……』

「ああ、零のはもう登録してあるから大丈夫」

「は!?!?どういうこと!?いつの間に!?」


千と百が揉め出す横で、苦笑している零に万理が口を開いた。


「零ちゃん、これからは俺がメインのマネージャーとしてやっていくことに決まったから、よろしくね。千たちに顔バレしたからこもってる理由もなくなったし、これからはどんどん現場に出てサポートさせてもらうよ」

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