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テニプリ短編集☆

第1章 雨の日のkiss(菊丸夢/甘)


6月。


ジメジメ、ムシムシとした梅雨の時期。

「はあぁー」
激しい雨音をかき消すような大きなため息が誰もいない放課後の教室に響いた。


憂いの表情を浮かべる女子生徒が一人


中谷莉那

青春学園中等部 2年生で、
部活は女子テニス部に所属しており、女子テニス部のレギュラーメンバーでもある。


何故彼女がため息をついているのか、それは
「雨ばっかりだと、大好きな英二先輩に会えないからなぁー」

片思い中の菊丸英二を思い浮かべ、またため息ひとつ。

男子テニス部、特にレギュラー陣は全校生徒皆の憧れでもあり、都大会、全国と勝ち進んでいる強豪だという誇りでもある。


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