第2章 アナタの隣(手塚夢/甘)
ドキドキしながらクジを開いてみると
そこには27と書かれていた
「ウソ!やったぁー!」
思わずガッツポーズと大きな声が出てしまって
「中谷煩いぞ!」
と担任に怒られてしまった
「ごめんなさーい!」
も~莉那ってば~!
って
担任に怒られた私を見て皆笑っている…
あ、でも手塚君は笑ってない…寧ろ、呆れてる感じがする…
「さぁ、決まった席に各自移動開始してくれ」
ゾロゾロと皆新しい席に移動していく。
「手塚君、宜しくね!」
ニコッと挨拶すると
「あぁ、宜しく。」
と堅い表情のまま挨拶を返してくれた。