第11章 ピーマンおすそ分け
「おーい、ヤーマートー!」
暑い灼熱の日差しの中、私は護衛暗部のくせに日傘を差している。カカシ先輩に日傘を差そうとしたら、いらない、と断られた。男は日傘なんか要らないらしい。
シャワーを浴びたカカシ先輩が、簡単に作るよ、と言って
作ってくれたメニューは、
おにぎり、漬物、味噌汁、卵焼き、焼き鮭……
朝の旅館のような素晴らしい朝食を堪能して、少し休憩した。
そのあと、火影邸を出て、
目的地であるヤマト隊長の家の前に到着した。
ドンドンドン……
カカシ先輩が朝っぱらから
他人の家のドアを叩きまくっている。
時間は8時45分…
仕事をお休みな方なら
ご迷惑では無いのか?
大丈夫か?殴られないか?あのヤマト隊長ですよ?
だんだん不安と恐怖を感じながらカカシ先輩を見るが…
ぜーんぜん、気にしていない。
「うーーん、おかしいなー。なんでかなー。まだ寝てるのかなぁ?」
(いや、おかしいのは貴方様です。)