第2章 【続】ボクノキモチ
僕たち二人はあの日
友達関係から
恋人へと昇格した
今は青学テニス部の夏合宿で、軽井沢に来ている。
期間は2週間
付き合いはじめでこんな長期間ずっと一緒に居られるなんて幸せだ
英二は炊事班のリーダーを勤めている
因みに掃除班リーダーは大石
洗濯班リーダーは海堂が勤めている。
ボク?ボクは…英二のアシスタント兼カメラマン
「あ、おーい!!不二~!ちょっとこっち来てよ~!」
炊事場から愛しい声が聞こえて急いで向かう
名前呼びの件は、あの後じっくり話し合って
皆の前では今まで通り不二呼びで、二人きりの時は周助呼びにしようということになった。
「ん、どうしたの?ボクのが欲しくなった?」
「っ!周助のバカ!向こうにオチビとタカさん居るんだぞ!聞かれたらどーすんだよ!」
「ボクのとしか言ってないけど、何を想像したの?」
「もーうー!いーからこっち来て」
恥ずかしそうにボクの手を握り、どんどん引っ張っていく
「ね!これ味見してくんない?」
「良いよ。じゃあ、英二が食べさせてよ」
「へ?」
「早くしなきゃ、タカさん達が戻ってきちゃうよ?」