第1章 ボクのキモチ【R18指定】
「本当に?…無理してない?」
「本気で嫌だったら、もっと抵抗するし…その、
不二だから、エッチなことされても気持ち良かった…にゃ」
コレは夢かな…?
嫌われるの覚悟でエッチなことしたけど、
お互いに好いていたなんて気付かなかったよ
「両思いだったって事かい?」
「そうだよ!俺だって不二が他の人と仲良くしてるのヤキモチ妬くんだかんな!」
「へぇ…そうなの?」
「そーだよ!」
「ボクは英二しか見てないよ?そんなに心配なら
……安心させてあげなくちゃ…ね?」
「アっ…!ちょっと!ヤるの?」
「勿論、まだ終わってないでしょ?」
不二は菊丸の足の間に体を滑り込ませると
「やっぱ、怖いにゃ」
と大きな瞳に涙を溜めて訴える。
そんな不安そうな菊丸の頭を優しく撫で
「痛くしないから、大丈夫…痛かったらボクの背中に爪立てても良いから」
「ううっ…でも」
「怖いのは当然の事だから、良いんだよ。
…ボク達初めてだから、少し慣らそうか」
っと言って不二が引き出しからローションを取り出す。
「何でそんなの持ってるんだよー!」
「この日の為に用意しておいたんだ。ボクって優しいでしょう?」
「あーもう、何も聞かなかった事にしておいてやるよ~!後さ、コレ痛いから外してよ!」
未だ菊丸の手首に結ばれた儘のシャツを、
不二が解いた瞬間
ギュッ
「不二~!俺のこと好きになってくれて、あんがとね!」
力強く菊丸に抱き締められる
「…英二、ありがとう…でもさ、キミが可愛過ぎてボクのこんなになったんだけど…」
菊丸の右手を不二自身へと導く
抱きつく前にチラッと見えたモノよりも大きくなっているのが分かった
「…責任とってくれるよね?」
「は…い」