第12章 嫌いじゃねぇよ。
じー・・・。
花宮「なんだよ。さっきから見つめて・・・」
「い、いえ!!そんな・・・。その・・・。花宮さんは笑ってた方がいいなぁって思って」
花宮「は?なんだそれ。」
熱いのもお構いなしに、花宮さんはミルクティーをごくっと一口飲んだ。
そしてまた一瞬だけ笑った。
・・・もしかして、結構気に入ったのかな。ミルクティー・・・。というか、花宮さんの笑顔って・・・。
「可愛い・・・。」
花宮「は?」
「いえ・・・。その、なんか好きなもので笑顔になるって可愛いっていうか・・・子供みたいです^^」
花宮「それどういう意味だよ」
「花宮さん、ミルクティー飲んで笑ってましたよ?」
花宮「・・・っ!?」
あれ、自分で気づいてなかったのかな。