第77章 スキーと悪夢。
最初は皆で一緒に滑ってましたが、
流れでスキー組とスノボ組で分かれてしまいました。
今の状況はというと・・・。
高尾「ひゃっほぉぉ」
「高尾君はやいよぉ!!」
伊月「とか言って小倉もついてこれてるじゃないか」
「止まれないんです~~!!!」
伊月「えっ」
「わわわわわっ 転ぶ!!!」
ぎゃああああと叫びながら伊月さんに突進する勢いですべる私。どうしよう・・・このままじゃぶつかる!!
ぎゅっと目を閉じた。
・・・あれ?止まってる?
おそるおそる目を開けると
花宮「あっぶねぇ」
「花宮さん!!」
花宮「・・・。」
「・・・この体制、恥ずかしいんですけど」
花宮さん、スキーが相当お上手なのか
後ろから私を抱き掴んでくれました。
・・・はたから見ると抱きしめられてる。
花宮「いいのか離しても。お前すんげー勢いですべってくけど」
「いや、離さないでください。」←
花宮「ハの字だハの字。教わっただろ」
「・・・・ああ!」
花宮「思い出したように言うなよ汗」
伊月「小倉大丈夫?」
「はい。なんとか」
高尾「俺に合わせなくてもゆっくりすべって...って、えええ!?」
高尾君の横を猛スピードで誰かがすべってった。
すごく速い!!でも一直線・・・
・・・ん?あれ、もしかして
「笠松さんっ!?」