• テキストサイズ

【黒バス】ブラックラブ!

第68章 桃ちゃんとのコイバナ。


いい人だから、
いい人だからこそ。真剣に考えてしまう。
簡単には決めれない。選べない。
そういう考えなんだよね、桃ちゃん。

桃井「テツ君のこと好きなはずなのに・・・最近もう好きとかそういう気持ちがわかんなくなってきちゃって・・・」

桃ちゃんの声が震えてくる。
わかるよ、その気持ち。私もそうだった。

「・・・私もつい前までは、そうだったよ」

桃井「・・・え?」

「私もある人に告白されてさ。桃ちゃんみたいに好きな人がいるって訳じゃないんだけど、なんか真剣に考えちゃって」

桃井「雅ちゃん・・・。」

「でも気づいたんだ。そういう考えをしてると、その人から逃げてるような態度になっちゃうって。それって、自分のこと好きって言ってくれる人に対してはすごくいやなことじゃない?」

桃井「うん・・・」

「だから、自分のことを決める前に、まず相手をしっかり見ようって思ったの。ちゃんと見つめて、感じて。そしたら最近はその人が自分のことを好きって言ってくれるのがだんだん嬉しくなってきたりして」

私の言葉を聞いた桃ちゃんは優しく微笑んだ。

桃井「そうだね・・・。私、自分のことばっかりだったかも。青峰君のこと、テツ君のこと、もっとちゃんと見ないとね」

「うん。その意気だよ桃ちゃん!!」

気がつくと私たちは顔をあわせて笑っていた。
/ 628ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp