第66章 クリパやで~
今吉「なんやねん騒々しい・・・」
むくりと起き上がったのは今吉先輩。
ちょっと頭が痛そう。
今吉「・・・なんや小倉。顔赤いで」
「きっと先輩に恋しちゃったんですよぉ」
今吉「アホ。そんなんいうたら襲うで」
花宮「いや普通にキモいお前」
今吉「何があったん」
「えへへ ちょっと酔っ払っちゃってぇ~」
今吉「・・・まさか花宮お前・・・!?」
花宮「飲ませてねぇよ!!こいつが匂いだけで酔ったんだよ」
今吉「あちゃー・・・」
氷室「でもなんともないよな雅~」
「はぁいっ!らいじょうぶれーすっ」
今吉「呂律まわってへんしキャラ変わっとる。これはアカン。」
花宮「基準どこだよ」
今吉「おい小倉。しっかりせぇ。水飲んで落ち着こうや。な?」
今吉先輩が私の体をゆすり、顔を覗き込む。
氷室「駄目だよー」
その言葉を聞き、氷室さんが抱きしめている腕にもっと力を入れる。
「ふにャッ」
今吉「ほら小倉苦しがっとるで。」
氷室「雅は俺が良いって言ったんですよ~。ね?」