第9章 ストバス!
『その・・・今度行われるストバス、ご存知ですか?」
伊月「え?あぁ、なんか自由にチーム決めるやつ?どうしたの?」
『い、いえ。その、ぜひ参加してほしいと思って」
なんで小倉からバスケの話が??
伊月「? いや、構わないけど、どうしたの??」
俺は次の言葉に驚いた。
『日向先輩に頼まれたからです。』
・・・え?日向?な、なんで日向を知ってるんだ?
もしかして、昔からの知り合い・・・?
それとも・・・。
『・・・ぁ、えっと、実は私、日向先輩と同じ大学で、それで・・・。』
え、あ。そういう事だったのか。
てっきり付き合っちゃってたりするのかと思ったよ。
まぁ日向は高校の時から隠れファンも多かったしな。
日向自体は「伊月はモテるな」とか言ってたけど、
実際に言えば日向の方がモテてたかも。
どちらにせよ、俺はストバスに出ることは決めていたし、「でるよ」と言った。
そして嘘をついた。
「電話でもの伝えるの苦手でさ・・・」
実はそういう伝言系は超得意・・・笑
でも、もっと小倉と仲良くなりたいしね、俺も。
そのためには、もっと話すことも大事だよね?