第60章 まずいでこれは。
=雅side=
今吉「伊月は普通にしてほしいと思うで?」
そんなの分かってる。
私だって普通にしたい。普通にしようと思ってる。
だけど、絶対会ったら普通ではいられない。
普通がわかんなくなる。
今吉「ちょっとずつでええんや。少しずつでええから慣れてき。」
「・・・そうですよね。」
そうだよ。
いつまでもウジウジしてちゃ駄目だってことは
一番自分自身が分かってるんだから。
ここはひとつ勇気をだしてちゃんとしよう。
そうすることで、きっと私も変われるチャンスだし。
このままだったらなんにも変らない。
ずっと弱いまんまだ。変わらなきゃ。
そう決めたんだった。
決心がついた。きっともう大丈夫。
他の人に迷惑かけてるな・・・って少しはおもうけど
協力してくれてありがとうって気持ちの方が大きい。
皆私の事を心配してくれてる。
私もそれに応えなきゃ。
「ありがとうございます。今吉先輩」
今吉「ん。まー・・・いざとなったらワシとくっつけばええ話や。」
「・・・・え?」