第58章 君の傍に。
「先輩、私ー・・・」
日向「ったく・・・。」
ため息をつくと、私の肩を掴み、そのまま日向先輩の部屋ヘと連れて行かれた。
部屋に着くなりソファーに座る。
隣で先輩が顔を覗き込むような体勢をとり、問う。
日向「なにがあったか話してくんねぇとこっちも困るんだけどもー?もーしもーし?」
「・・・・伊月さんに告白されました。」
日向「は?」
何故か急に口が開いた。早口で言ってしまった。
日向「・・・そ、そうか」
さすがの日向先輩も驚いてるようだ。
日向「・・・あいつ、そういう告白とかするんだな」
「・・・嬉しいはずなのに。」
日向「は?」
「伊月さんの事も高尾君も氷室さんも・・・!皆大好きだから嬉しいはずなのに・・・どうして辛いんですか・・・。」
思ってた言葉があふれだす。