第58章 君の傍に。
「・・・・。」
寮に帰ってきた。
あれから何話して帰ってきたんだっけ・・・。
頭の中が真っ白、とはいえない。
ごちゃごちゃしすぎて何考えててるのかわかんなくなっている。
「・・・あ。」
部屋に向かう途中、見慣れた顔が目にうつる。
日向「ってめ、雅!!」
駆け寄ってくるなり殴られる。
痛い。
日向「またなんも連絡いれないでうろうろしやがって・・・!」
「ごめんなさい・・・。」
日向「まぁ今回は台風だったから電波の都合とかもあるだろうけどよ・・・・って・・・。お前、泣いてるのか?」
「え・・・?」
日向「すんげー涙目。」
「そんなことは・・・。」
日向「んーなんかいつもより元気ねぇし、なんかあったのか?」
「・・・・・」
日向「ん?」
言葉が、でない。