第44章 あれれ・・・。
「こっち向いてくれたら嬉しいんですけど・・・。」
笠松「・・・」
「笠松さん・・・?」
笠松「・・・・無理」←
ちょっと震え声で聞こえた無理は本当に無理っぽかった。
「わ、分かりました・・・。」
あれれ・・・私変なこと言っちゃったかな・・・。
抱きしめたこととか結構意識してたのでしょうか・・・。
笠松「てかお前以外克服できてねーだろこれ・・・」ボソッ
「? 何か言いました?」
笠松「なんでもねーよ!!」
「わ・・・。いきなりの変わりよう・・・。」
笠松「わ・・・。とか言うなよ。先行ってるからなー」
「わわわっ 待ってください!!」
・・・でも、一瞬だけでも克服できたってことですよね。
それだけでも私は嬉しいんですよ?笠松さん。