第43章 探検しましょ。
笠松「落ちつけって・・・。」
「どうしてっ・・・。」
笠松「おい・・・」
「どうしてご自身の命を大切にしないのですか!!?」
笠松「はっ!?」
「もし私のこと抱えて落ちて、笠松さんだけ死んじゃって、私だけ生き延びたなんてことになったらどうしてたんですか!?」
笠松「別にどうも・・・。」
「ほらっ!!」
私は笠松さんの頬に手をあてた。
笠松「痛っ!?」
「頬も枝で切って・・・。他にも擦り傷だらけっ・・・。私より怪我が多いっ・・・。」
笠松「・・・汗 別にどうってことねぇよ」
「嫌です!!こんなの嫌ですよぉ・・・!」
笠松「っお前ー・・・。」
嫌だ。私のせいで誰かが傷つくなんて耐えられない・・・。
ましてや今回は命も問題あった。
不安で、怖くて、寂しくて・・・・。もう・・・私・・。
笠松「・・・泣いてんのか?」
涙が止まりません。