第42章 初めて見た。
伊月「そ、そういう好きじゃないですよ?高尾とか・・・氷室とかとは違う好きで・・・。」
笠松「そ、そうなのか・・・汗」
そんな反応されたら、こっちまで恥ずかしくなってきちまった・・・。
俺は恋愛感情とかは一切わからない。
女苦手だし。
だけど今の伊月を見ればー・・・
・・・好き、なんだと思う。あいつのこと。
伊月「変な勘違いしないでくださいよ?」
笠松「分かってるっての」
なんて言ったけど、勘違いもなにもそうじゃねぇか。
本当、あんたってすげぇよ小倉。
こいつのこんな顔、初めて見たぜ。
次はどんな顔見せてくれるんだよ・・・。
それが泣き顔なのか、怒り顔なのかしらねぇけど、
俺は何故か、どこかモヤモヤした。
胃もたれか・・・?←
ま、じきに治まるだろうと、俺は伊月とテントへ向かった。