第40章 優しくなんかない。
本当におそるおそるチラッとちょっとだけ。←
振り返った私の目に入ったのは・・・。
「あれ。伊月さんがいない。」
さっきまで寝てたはずの伊月さんがいなくなって寝袋でした。
「トイレかな・・・。」
また寝なおそうとしたら、テントの隙間から伊月さんの姿がみえた。川の前でただ立っているだけ。
恐怖心もなくなりかけている私は、
伊月さんの方へ向かった。
眠れないし・・・ちょっとお喋りするのもいいよね。
「伊月さんっ」
伊月「うわっ!?・・・な、なんだ小倉か。脅かすなよ」
「すみません・・・。ちょっと寝付けなくて。」
伊月「あぁ、俺も」