第37章 なんか・・・いやなのよ。
=花宮side=
玲央「・・・聞いてたのね。」
花宮「聞こえちまったんだよ」
玲央「ふーん。そ?」
と言ってタオルを干してる。
表にはださねぇが結構動揺してんな・・・。
玲央「・・・言わないでよね?だーれにも」
花宮「言ったって誰も得しねぇだろ」
玲央「それもそうね。・・・ま、告白にもなってないんだけどね。あの子にとっては」
花宮「・・・・。」
玲央「でもそれでよかったわ。もうこれ以上あの子を困らしたくないもの。」
花宮「そんなんでよく言えたな」
玲央「そうね・・・。どうかしてたわ私。・・・それにねっ、今はあの子のお姉さん?ポジで十分なのよ私。・・・だからこれっきり。もう高望みなんてしないわ」
花宮「しらねぇけど。・・・フゥ・・・」
玲央「・・・・」
何だよ。それだけか。
なら何にも問題ねぇよな。
玲央「・・・これで安心した?」
花宮「は?」
何言ってんだよお前・・・
そんなこと言ったら俺が・・・あいつの事・・・。
好きな訳ねぇだろ・・・・!!