第3章 優しいお姉さん
「はぁ・・・。」
これから夏に向かい、気温も上がってきてる5月中旬。
その前に梅雨が来るんですがね。
ムシムシしてて私は苦手ですが・・・。
・・・もっと嫌なのは・・・。
「なんでこんなことに・・・。」
現在私は096号室にいます。
曰く、ブラックラブのサークル場。また、今吉先輩の家でもあります。
そう、ブラックラブが結成してから一週間後。
早速ここに呼ばれたという訳です。
「なのに・・・なんで誰もいないの~!?」
他のメンバーはまだ来てなくて、
今吉先輩本人はテーブルの上に置き紙をして
【すまん。メガネ壊れたから直してくるわ】
えぇ・・・・。人様の家で私一人何をすれっていうの・・・!?こんな辛い状況耐えられない・・・!
ガチャ
玲央「あら?誰かいるの?」
「み、実渕さん!!!」
きゅ、救世主・・・・!!
玲央「雅ちゃんじゃないの。もしかして一人だった・・・?」
「はい。」
この人もいきなり下の名前で・・・。
まぁ先輩だからいいけど。
玲央「ごめんなさい。一人とは知らずに遅れちゃって・・・。男として情けないわ」
「いえ^^気にしないでください」
男って感じあんまりないけど・・・・。