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【戦国BASARA】*月夜の盃*【R18】
第2章 伊達の流儀
「・・・松永っ・・・もういい、いいからっ・・・早く・・・」
全てを諦め、そう言いかけたときだった。
「松永!!!」
─聞き覚えのある低い声。
私は絶望に満ちていた顔を上げた。
「・・・片倉殿っ・・・」
その顔を見ただけで、なぜかぼろぼろと涙が溢れてきた。
鬼の形相をした片倉殿が、六爪を携えてやってきた。
なぜだ。
四人には、誰にも言うなと言ったのに。
誰も来るはずもない、そう思っていたのに。
それに六爪まで携えてくるなんてっ・・・
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