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【戦国BASARA】*月夜の盃*【R18】

第4章 恋の残り香





「・・・・・・・・・・・・・・・・・な、な、何を、言って・・・・・・・・・・・・・・・・」

「俺はアンタに心底惚れてる。これで満足か?」



・・・なんだこれは。

本当に現実なのか?

政宗殿が、私に、惚れ・・・?



「・・・う、嘘だっ・・・」

「チッ、往生際の悪い女だぜ」


すると、政宗殿は私の腕を掴んで。

グッ、と。

引き寄せた。


そして、政宗殿の顔が、一瞬で私の目鼻の先に近づいて。


「・・・っ!?」


私の後頭部に乱暴に添えられた手。

いや、添えているのではない。

押さえつけているのだ。


この噛みつくような「接吻」から、私が逃げられないように。



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