《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第6章 温泉旅館でときめいて
「霊幻さん、今日連れてきてくれてありがとうございます」
「お、おう……ゆめは温泉で本当によかったのか?」
「はい!」
あなたと一緒なら、どこでも最高。
霊幻さんの唇にチュッと口づけをする。
「…………。ゆめ……上に乗ってくれるのは嬉しいんだが、胸が当たってんぞ」
「え?」
「てかおまえ、その浴衣、ほとんど着てないも同然じゃねぇか。腰の部分だけとまっててさ。ほとんど裸だぞ? 脱いだらどうだ?」
霊幻さんが私の帯を引っ張った。抵抗なくするりと解けて、浴衣が落ちる。露わになった腰を両手で掴まれた。
「ず、ずるい! 私だけ裸……」
「俺の浴衣姿が好きなんだろ? じっくり見ろよ。浴衣の俺を上から犯しながら」
霊幻さんが私の腰を持ち上げる。
「あ……!」
はだけた浴衣から覗く肉棒。大きく勃ち上がったその上へ誘導された。促されるままに腰を下ろすと、蜜口に彼の先端が触れる。
「ぁんっ……! 霊幻さんっ……!」
「大丈夫だ。ゆっくり下ろせ。回しながら……」
霊幻さんが私の腰を掴んだまま、円を描くように大きく回した。
「あっ……ぁあんっ……」
動きに合わせて、私の中に深く侵入していく肉棒。霊幻さんの胸に手を置いて身体を支える。
「ぐっ……い、いいっ……そのまま……奥まで……」
苦しそうに顔を歪めながら、霊幻さんが見上げてきた。目が合って私はハッと我に返る。
「やだっ……み、見ないでくださいっ……!」
慌てて霊幻さんの目を手で隠した。挿入していくときの顔を下からマジマジと見られるのは恥ずかしい。
「ば、ばっか! 肝心なところだろ! 何隠してんだよ! 見せろよ!」
「だめ! 目を瞑っていてください!」
「誰が瞑るか! 見たいに決まってんだろ!」
「いやーっ!」
霊幻さんが私の手をどけようとする。こっちだって必死に抵抗。格闘していたら、弾みでズンと腰を一気におろしてしまった。
「「あっ!」」
同時に声が上がる。霊幻さんのものが完全に私の中に入っていた。