《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第6章 温泉旅館でときめいて
「おまえっ、急に下ろすなよ! 油断してるから衝撃で出ちまうだろっ!」
霊幻さんが叫ぶ。
「わざとじゃないです……。抜いたほうがいいですか?」
「いやいやいや! それは違うだろ!」
「も〜! わがままなんだから。じゃあどうすればいいんですか?」
「……こうするんだよ」
霊幻さんが私の腰を掴み直し、下から一直線に突き上げた。
「あっ……!」
お腹の奥に深く響く。子宮が痺れた気がした。
「どんな感じだ? 気持ちいいか?」
霊幻さんは連続で突き上げる。腰を引いては力を込めて、何度も何度も私の中を貫いた。
「あっ……ぁんっ……ぁ……ンッ……ぁああっ……」
衝撃で身体が跳ねる。霊幻さんの額に玉の汗が浮かんだ。
「っ……くっ、腰が痛ぇ……ゆめもやってくれ……」
「はい……」
私は頷くと、腰を上下させた。
「あ……! やべ……」
霊幻さんの口元が緩み、恍惚の表情になる。
「んっ……霊幻さんっ、気持ちいいですか……?」
慣れてきたから、今度は前後に腰をスライドさせてみる。
「ぐうっ!!」
霊幻さんが顎を天井に向けた。
「ぁあんっ……霊幻さんっ……好き……」
腰を揺らしながら、自分の胸を両手で揉んでみせる。
「っ……」
霊幻さんは歯を食いしばると、再び私の腰を掴んだ。
また始まる激しい突き上げ。擦られるたびに快感が駆け巡る。
「あっ……ぁ……ぅ……あんっ……ああああっ……だ……だめっ……」
私は嬌声を上げながら、抽送を受け止める。
そのとき突然、霊幻さんの手が伸びてきて私の口を塞いだ。
「声が出たら俺が塞いでやるって言っただろ?」
長い人差し指が口の中に入り、いやらしく掻き回す。
「っ……」
薄暗い旅館の部屋でこうやって繋がっていると、二人だけの特別な世界にいるような錯覚に陥る。
この瞬間がいつまでも続けばいいのに。ずっと繋がっていたい。ずっと愛し合いたい。何度抱かれても霊幻さんにドキドキしてしまう。
「ゆめ……俺そろそろ限界だ……出してもいいか?」
「はい……」