《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第6章 温泉旅館でときめいて
「っ……!」
チロチロと先を舐められ、もどかしい快感に苛まれる。本音を言えば、ゆめの顔を掴んで一気に喉の奥まで挿れたいところだが、さすがにそんな鬼畜なことはできない。
「霊幻さん、ぬるぬるしてる……」
ゆめの温かい息が鈴口にかかった。
「あ、ああ……悪い……。我慢汁が出ちまって……。やりにくいなら拭くか?」
ゆめは首を横に振ると、突然ジュボッと音を立てて俺のものを奥まで咥えた。
「うぐっ!?」
いきなりすぎて大きな声が出てしまう。
ゆめは口内で舌を動かし、肉棒に絡めてきた。
「っ!!」
情けないが、思考が止まる。身体ごととろけてしまったみたいだ。よだれを垂らしながら、俺はただ身を任せた。
唇をすぼめてキツく吸いながら、顔を上下させる彼女。俺の逸物が小さな口から出たり入ったりを繰り返す。
もっと……見たい……。
ゆめの頬を撫で、前髪を上げる。俺のものに一生懸命吸いつく顔は真剣そのものだ。
「んっ……んっ……」
おまえは本当に可愛いな……。
彼女の頭に手を置き、じっとその顔を見つめる。
好きだという気持ちをいつもストレートにぶつけてくるゆめ。わかりやすくて、まっすぐで、純粋で。
こいつといると、実は物事はすべてがシンプルなんだと気づかされる。ややこしいことを悩む必要も、難しく考えて腐る必要もない。
素直に一直線に答に向かえばいい。
ゆめと過ごす世界は笑顔と楽しいことで溢れている。彼女とならずっと一緒にいられる……そう確信できる。
頬を凹ませ、チュクチュクと肉棒を可愛がるゆめ。
ぐっ……!
俺は歯を食いしばり、天を仰いだ。
口の中に思い切り出したら気持ちよさそうだが、かわいそうな気もするしな……。くそっ……でもそんなことを言っていられる余裕もなくなってきた……。