《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第6章 温泉旅館でときめいて
「おい、もうビチャビチャだぞ」
指を往復させると、愛液はどんどん溢れてくる。
「っ……ん……ンふぅ……」
口をしっかりと押さえたまま、瞳を潤ませているゆめ。
俺は再び胸の膨らみに口をつけると、突起を舌の上で転がした。
「っ……ゆめ……顔がよく見えない。手をどけろよ……」
「っ……」
首を振るゆめ。
「ふーん、俺とキスしたくないのか?」
ゆめが目を丸くする。
グジュグジュと秘部を愛撫しながら、ゆめの手の甲に口づけた。わざと大げさに音を立てて吸ってみせる。ゆめのやつ、それでも手をどかす気配はない。
なかなか強情だな……。
今度はペロリと舐めてみる。
「っ!」
ゆめの眉が微かに動いた。
「ゆめ、早く手をどけろ。声なんか気にすんな。思ってるほど周りには聞こえちゃいねぇよ。危なかったら俺が口を塞いでやる。心配はいらん」
丁寧に舐め続け、指のあいだにまで舌を走らせる。
「んっ……!」
鼻でゆめの手を無理やり押しのけると、俺はすかさず唇を奪った。
「ふぅっ……んんッ……! ん……ぅ……うっ……」
激しく吸い、息をする暇も与えない。ゆめとのキスを夢中で貪る。部屋に溢れた二人の息づかいで、フロアライトの明かりがユラユラと揺れた気がした。
「っ……はぁっ……ゆめ……」
顔を上げるととろけきった表情のゆめ。濡れた唇が俺を誘うようにぬめり光っている。浴衣も太腿まではだけ、もはや大切な場所を隠せていない。びしょ濡れのショーツも透けている。
くそっ……なんていやらしい格好してんだよ……。
目に入るのは彼女の上気した頬。洗いたての髪は乱れ、汗でしっとりと濡れていた。
「霊幻さん……」
「ん?」
「浴衣の霊幻さん……カッコいいです……」
ゆめが恥ずかしそうに微笑んだ。
「カッコいい? 俺が?」
「はい……いつもスーツだからなんだか新鮮で……すごくドキドキします……」
「…………」
俺がカッコいいのはいつものことなんだが。
それにドキドキするのはこっちのセリフだ。刺激的で色っぽいゆめの浴衣姿に興奮している。