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《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)

第6章 温泉旅館でときめいて


「布団が近すぎるよな……ったく、あの仲居、何やってんだよ。部屋は広いのに。勘違いしてんじゃねぇのか? ハハハーッ!」
とりあえず豪快に笑ってみせたが、我ながら不自然すぎる。

「わかりました。離しますね!」
ゆめが布団に駆け寄った。

おいっ!? なんでそうなる!?

「ちょっ! ちょっと待った!!」

俺はゆめの腕を掴んだ。

「?」
不思議そうに振り返るゆめ。

「ま……待て。せっかくプロがきれいに敷いた布団だ。考えもなしに動かすのはいかんぞ」

「そうですか? でもただの布団ですよ?」

「ばっか、おまえ! 全然わかっていないな! 俺たち素人が敷くのとは違うんだよ!」

「でも霊幻さんが離したいって言うから――」

「言ってない! 別に離したいとまでは言ってない!」

ゆめが訝しげに眉を顰める。
「は、はぁ……? でも別に無理しなくてもいいですよ?」

「だから、無理してるんじゃないっての!」

ぐいとゆめの腕を引っ張った瞬間、身体のバランスが崩れた。

「きゃっ!」
「おわっ!」

ゆめと一緒に布団に倒れ込む。

「っ……」

目を開けると、すぐ前にゆめの顔。

気づくと、俺は彼女に覆いかぶさっていた。

浴衣の襟がズレて、ゆめの胸元の膨らみが見えている。仄かに漂う石鹸の香り。

「れ、霊幻さんっ……!?」
ゆめが俺の視線に気づいて、慌てて襟を掴んで隠した。

「っ……」

浴衣の下で膨らんだ俺の股間が彼女の太腿に当たっているのがわかる。

ゆめが恥ずかしそうに顔を反らした。

「お、重いですよ……。早くどいてください……」

たぶんゆめにもバレている。

くそっ、こんなつもりじゃなかったのにな……。でもこんなもん耐えられるわけがない。

俺は静かに腰を動かし、ゆめの太腿に股間を擦りつけた。

「っ!」
ゆめがハッと目を見開く。

「悪い、ゆめ……」

ゆめの腰を優しく撫で、足へと指を滑らせる。裾の合わせから浴衣の中へ侵入し、直に太腿に触れた。


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