《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第3章 アロマオイルに溶かされて
「ゆめ、おまえ……」
喉が鳴る。
「霊幻さん、早くぅ……」
ゆめの色っぽい声。腰を動かし俺の指を咥えては吐き出す。
「おまえなぁ、これじゃマッサージにならねぇだろ」
「だって……」
訴えるようにゆめが見上げてくる。
そんな目で見るな。我慢できねぇぞ?
「ったく、仕方ねぇな……」
俺もずるいよな。自分から仕掛けたくせに、ゆめのせいでマッサージができない、みたいな顔をしちまう。
「霊幻さん、ごめんなさい……」
謝るなよ。俺だってゆめに触れたいんだ。好きだから付き合った。抱きまくりたいに決まってんだろ。
俺はうしろからゆめの唇にキスをすると、指を動かし始めた。塞いだ口から息が漏れる。
怖いんだよ。俺が俺じゃなくなるのが。この年になって、恋に夢中なんてカッコ悪いだろ? 仕事にかこつけてゆめに触れないようにしてきた。触ったが最後、歯止めが効かないのはわかっている。
「んっ……んんッんんんっ……んぅうっ……」
丁寧にゆめの唇を吸い、彼女の蜜壺を掻き回す。たっぷりと愛液を湛え、俺の愛撫を受けとめるゆめ。
ぐちゅぐちゅと響く音を聞きながら、指を激しく動かす。あいたほうの手で彼女の愛液を女芽に塗りたくる。ゆめがビクビクと痙攣した。
「気持ちいいか?」
ゆめが頷く。
「霊幻さん……」
「ん?」
「もっと……激しくして……」
「っ!! ばっか! そんなこと言ったら――」
本当に犯しちまうぞ――。
ゆめがふわりと微笑む。
くそっ……。なんだよ、その顔。
俺は手の動きを早めた。オイルと愛液まみれの指がゆめの中を確実に擦る。
「ぁあっ! 霊幻さんっ……アアッ、だめ! そこはだめぇえ!」
「じゃあ、どこならいいんだ? もっとやれと言ったのはゆめだからな?」
「っ……!」