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先生、好きです。【R18】

第3章 どっちも・・・


颯太side

「颯太・・・着いたぞ。」

「あー・・・いつもごめんね・・・うっ・・・」

気持ち悪い。
また送ってもらっちゃった。

「だから飲みすぎだ。ちゃんと考えて飲め。肩痛いから早く行け。」

「うん・・・ありがとう・・・」

玄関付近まで運んでくれる。
全然力入らない。

急に将樹君が無言で立ち止まった。

「ん?将樹君?」

「颯太・・・アイツ・・・」

顔を上げると宏が扉の横に壁に背を預けて立っていた。

「あ・・・えっと・・・将樹君、ありがとう。わざわざ。じゃあね!////」

「おう。・・・またな。」

将樹君から自力で何とか離れて宏の元へ向かう。

「あ、おかえり。また、飲んだの?」

「う、うん・・・じゃなくて!なんでいるんだよ!」

「・・・いいだろ、別に・・・////」

なに顔赤くしてんだよ。

「あのなー・・・さすがにこの時間に生徒が教師の家に来るのはまずいって。誰かに見られたらどうするんだよ。」

「誰もいない。」

「なんで分かるんだよ。」

「分かるから。」

あーもう!!
どうすんだよ!
この状況!!
開けたら絶対入られるし!

「な、なぁ・・・家・・・入りたい////」

「うっ・・・////」

こんなイケメンに顔赤らめてお願いされたら・・・俺も・・・

「ちょっとだけだからな・・・すぐ帰れよ?////」

「うん・・・」

結局、家にいれることに。
将樹君に見られたのはまずいな・・・
協力までしてもらって意味なかったとか言えない。

「何か飲むか?」

「・・・なんでもいい。」

「そう。」

あまりに驚きすぎて酔いが少し覚めた。

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