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先生、好きです。【R18】

第2章 仮彼氏


颯太side

どれくらい経っただろうか。
気がつくと、トイレの個室で宏とキスをしていた。
いつの間にここに?

止めたいけど、気持ち良すぎて止まらない。

「んっ・・・はぁ・・・あっ////」

「颯太・・・俺もう無理かも・・・したい・・・」

「っ!だめ・・・ここじゃ・・・////」

「・・・じゃあトイレじゃなけばいいの?」

「・・・そういう意味じゃ・・・」

「わかった。今は我慢する。」

そう言って宏が扉を開ける。
トイレにはまだ誰もいなかった。

俺・・・何やってんだ・・・

「颯太さん!」

「っ!?!?」

晃・・・と将樹君?!

「大丈夫ですか?!なにもされてませんか?!」

「なっ!へっ!?////」

危ない危ない。
あと少しでも遅かったら確実に晃とバチバチになってた。

「・・・別に何もしてない。颯太が話を聞いてくれただけだ。」

「え?!あ、そうそう!慰めてただけ!ほら何ともないって!な?(汗)」

「うーん・・・」

晃が怪しんでる・・・
将樹君はというと、全て分かってるのか呆れた顔をして立っていた。

「そもそも、その人と付き合ってるんだろ?手出すかよ。」

「うっ・・・それもそうだな・・・(汗)」

「・・・俺はもう帰る。用は済んだし。じゃあな。颯太。」

「え、あ、うん。じゃあな。」

宏は真っ直ぐトイレを出て本当に帰ってしまった。
晃も納得したのかため息をついて「俺も帰ります」と言って帰ってしまった。

何とかなったけど・・・

宏、嘘つくの上手すぎる。
顔色一つ変えずに嘘をついた。
さすがの晃も見抜けなかったか。
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