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先生、好きです。【R18】

第2章 仮彼氏


颯太side

2人との約束の日は一週間後になった。

結局、晃とは何も話せないまま帰って来てしまった。

ベッドの上に正座をして携帯である人に電話をかける。
着信音が3回なり、電話に出たのは将樹君。

「・・・はい。」

「将樹さん、お願いがあります。」

「・・・嫌な予感しかしないから却下。」

「あー!待って!切らないで!話だけでも聞いて!?」

「・・・聞くだけな。」

将樹君に全て事情を説明した。

「なるほどな。それで?俺に彼氏役をしてほしいと?」

「あはは・・・お願いできる人がいなくて・・・だめ・・・だよね。」

「樹輝は?」

「いっくんは仕事忙しいし、確実に話も聞かれずに切られそうだったから。」

「・・・確かに・・・アイツ、高校の時から面倒くさがりだったからな。」

将樹君が納得したように声のトーンが下がっていく。

「もし引き受けたら?」

「当日、何でも奢ります。」

「乗った。」

「ありがとうごさいます!!将樹様ー!」

これで相手は何とかなった!
あとは上手く誤魔化せるかだけど・・・
2人とも鋭いからなぁ・・・

バレないように恋人らしくしないと・・・
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