第19章 厚情
風呂場の近くにいた田中は私が風呂に向かっていったことを見ていたらしい、さすがに10分もしないで私か月島が出ていけば、田中も疑問を持つだろうと月島は言った
「そう、だよね………み、見ないでね!!」
そう言った私は再びお風呂に浸かる、お風呂は入浴剤で真っ白になっていたため体は見えることがないので私は首まで浸かり、月島は体を先に洗うためシャワーのところで体を洗う
「………月島……」
月島「なに」
「///なんで、月島は私を女だってこと、知ってたの?いつから?」
月島「いつって……君が日向と話してるのたまたま聴いただけ……」
体を洗った月島は、私から少し距離を置きお風呂に浸かる
「………あっ、3対3の試合があった朝?!」
月島「……」
私の質問にこくんっと頷く月島
「そんな前から……知ってたんだ……それで月島はみんなに黙っててくれたの?」
月島「別に……言う必要でもないでしょ」
「ふふっ……月島ぽいね…でも、ありがとう、月島って根は優しいよねっ」
月島の優しさに私は笑みがこぼれ、月島の目を見つめてニコッと笑えば礼を言い
月島「…………」
月島は照れたようにプイッと顔を背ける
「あ、あとさ……さっき、扉開けた時………私のは、裸、見えちゃったりした?////」
月島「当たり前デショ……眼鏡してなくてもあの距離だよ?見たくなくても見えちゃうよ」
サラシ巻いてる時と大した変わらない胸の大きさだと遠回しに言う
「なっ?!みっ見たくないって、女の子に失礼だろー!!」
そう言われた私はムキになりお風呂の角っこに居た月島に近づいて近距離でバシャバシャ水をかければ月島と私の髪の毛はベチャベチャに濡れて
月島「ちょっ…やめっ!」
「くらえっ!貧乳って言った天罰だ!!」
月島「言ってなっ」
貧乳とは言ってないが私の被害妄想で月島は更にお湯で水をかけられずぶ濡れになる
月島「………」
「へっへーん、どうだ!参ったかー!」
髪と顔ががずぶ濡れになった月島は下を向いて黙り込む