第19章 厚情
月島「…………」
「っ/////きゃああああ?!?!」
全裸でタオルも身につけていない私は咄嗟に体を縮こませて月島から見えないように体を隠す
月島「…………」
月島は近くにあったバスタオルを取って私にかぶせてくれた
「っ///つ、月島なんでいるの?!?!」
月島がくれたタオルを体に巻けば壁の横に隠れる
月島「それはこっちのセリフなんだけど……僕も一人で入りたかったし……」
「うっ……そ、そうだよね…って、月島、驚かないの?!」
女だとばれた私は月島が驚いてないことに疑問を持ち
月島「別に………知ってたし……」
田中「おーい、大鷲大丈夫かー?今悲鳴が聞こえてきたけどー!」
風呂場から近かったところにいた田中は脱衣所の奥から中の安全を確認する為声をかけてくる、私は慌てて風呂場から出ようとすると月島に腕を掴まれる
月島「ちょっと……君バカなの?」
月島に出ていくのを止められ耳元でボソッと言われる
月島「あー田中さんすいませーん、大鷲がゴキブリみつけちゃったみたいで、大丈夫でーす!」
扉を少し開け田中にそう謝れば再び扉を閉める
田中「あんまうるさくすんなよー!大地さんたちに叱られっからなー!」
そういえば田中は部屋に戻る
「ちょっ、ちょっと月島出ないの?!」
月島「今戻れば完全に怪しまれるよ…僕らが風呂場に向かうの見てただろうし…」