第17章 初日
放課後、合宿1日目スタート
町内会チームとの対戦で防御力不足が露見した今、インターハイ予選へ向けてやることは一つ、ただただ、練習あるのみ
鵜飼「ゲロ吐いてでもボール拾え!」
鵜飼コーチの激を受け練習に励む烏野部員
19時55分 合宿所前
日向「うおおおっ初めて来たっ」
山口「なんか出そう」
「……………」
山口の一言で私の顔は引きつるも、周りにバレないように平常心を保って
月島「はぁーっ」
日向はそわそわして宿泊所内のあらゆる場所の扉を開け閉めしてテンションが上がりまくる
影山「お前ちょっと落ち着け」
日向「だって!!合宿って初めてだしっ」
月島「1日中むさ苦しい連中と顔つき合わして何が楽しいのさ」
西谷と田中が月島の発言に怒鳴れば、半径500メートル以内に清水様がいる空間はむさ苦しくないという
菅原「清水は家近いから用事終わったら帰っちゃうよ、いつもそうじゃん」
そういわれた西谷と田中は2人は床に倒れる
1年と2年、そして3年と先生たちが同部屋で別れていた
日向「ウヒョー!部屋でかい!!」
「でっかーい!!これ枕投げできんな!翔陽!」
縁之下「こらこら、あんまり騒ぐなよお前ら、大地さんに怒られるぞー」
日向&『はーいっ!』
食事後、1年は早めに部屋に戻り先輩たちが戻って来る前に布団を敷いて荷物などをまとめる
影山「おい、大鷲、お前、こっち寝ろ」
日向とはしゃいでいた私は影山に手を引かれ部屋の隅、影山のとなりに寝ろといわれる
「えっ、飛雄私の隣で寝たいの?」
影山「バッ//違えよバカ!お前が女だったこと知ってんの俺と日向くらいだぞ……万が一の事もあるから端で寝ろっていってんだ」
「あっ…そっか、忘れてたっ!ありがとう飛雄」
先輩たちが来る前に、私は隅っこの布団に自分の荷物をまとめて場所を取っておいた
影山「それと、お前風呂はどうすんだ?」
「ああ、それは最後1年が入った後、パパッと入っちゃおうかなーって思ってね」
影山「そうか……お前気をつけ」
ガラガラガラッ
影山が話し出したとちょうどその時、二年生がお風呂から上がってきた