第15章 異変
月島「1時間目が終わった後大鷲から来たメール、まぁ、飼い主は"キミ"じゃなくて僕を選んだみたいだけど」
このメールの送信主を見れば私の名前があり、それを見た影山は少し拗ねたようにイラッとする
山口「でも、東京に何しに行ったんだろ大鷲、緊急な事でもあったのかな……」
月島「王様からメールで聞いてみなよ、もちろん持ってるんでしょ?大鷲のメールアドレス」
影山「…………おれは……ってねぇ………」
月島「え?聞こえな〜い」
影山「チッ………クソっ……だから、持ってねぇよ!そもそもあいつが携帯持ってることすら知らねぇ!!」
月島「あははっ!!阿鼻叫喚!」
慌ててイラついてる影山をみては意地悪そうに月島は言う
影山「…………しえろ……」
月島「はい?」
影山「大鷲の……アドレス……教えろ……!!」
月島「え?嫌だけど」
一生懸命言ったであろう影山の願いは、いとも簡単に月島に断られ
影山「ッ////……くそっ、あいつに頼んだ俺がバカだった」
断られた影山の額には血管が浮き出て今にも飛びつきそうになるも、教室の前で暴れては部に迷惑がかかるためそこは抑え、無言でその場を離れてはぶつぶつと独り言を言い
山口「ふふっ、なんか影山最後顔赤かったね!」
月島 (…………)
無言でその場を離れて行った影山の後ろ姿をじーっと見つめていた月島は何か心の中で思っているように見えるが、いつもクールな月島だけに山口は特に気にもせずクラスへと戻る