第42章 至高
月島に続いて私も部屋を出て洗面所で顔を洗えばそのまま真っ直ぐ食堂へと向かう
「ふわぁ…まだ眠いや…」
食堂の前で立ち止まれば大きなあくびをして
「、足大丈夫か?ちゃんと寝れたか?」
扉をあけて入ろうとした瞬間後ろから誰かに話しかけられる
「クロ!!と、研磨もおはよう!うん、足は大丈夫だよ!でも試合は出れないかなぁ今日」
研磨「クロから話聞いた……酷い目にあったね…」
3人一緒に食堂へと入れば1番乗りで、朝ごはんを自分で取りに行けば同じテーブルに座る
「でも、お祭り楽しかったし、研磨も来ればよかったのに〜」
研磨「俺はいいよ…人混み嫌いだし…でもが行きたいっていうなら……」
そう言った研磨はモグモグとご飯を食べ始めれば隣で黒尾がクスリと笑う
黒尾「ほんと、お前は1番かよ」
「あの、2人共……来週さ……」
ご飯を食べる手を止めた私は何かを言いたげに2人を見つめる
黒尾「あぁ、もうそんな時期か…」
研磨「あれから1年経つんだね……」
7月末東京合宿最終日、来週の7月の終わりは両親の命日だった
「ふ、2人にもお墓まいり一緒に来てほしいなぁって……」
もじもじと少しだけ恥ずかしそうにお願いをすれば
研磨「……なんでそんな恥ずかしそうにいうの…?」
黒尾「あのなぁ……なーに当たり前のこと言ってんだよ、行くに決まってんだろ」
もじもじとする私の姿をみた黒尾は少し呆れたように見れば、片手で私の頭にチョップを入れる
「あだっ……エヘヘッ…いつもありがとう」
叩かれた頭を抑え嬉しそうに笑えば、深々と頭を下げて再びご飯を食べ始める
黒尾「っつーことは、合宿終わったらそのまま東京残んのか?」
「あっ、うん!一応病院にも顔出そうかと思ってて…(最近、病院行ってなかったから怒られるだろうなぁ…)」
研磨「、こないだも咳してたよね……薬ちゃんと飲みなよ…」
「うっ…ハ、ハイ…(研磨、よくみてるなぁ〜…)」
そんなこんな雑談していればご飯を食べ終わり一旦部屋へと戻る一行