第42章 至高
合宿最終日皆の疲労はピーク、そんな中烏野はまたもやペナルティ中で
田中「くそっ、最後まで負けどおしかよ!」
「疲労が……」
悔しそうにする田中達の前に澤村は
澤村「お前ら頑張れ!生き残るんだ」
鬼気迫った感じに言う澤村、烏野の皆は顔を上げる
澤村「偶然聞いた話で、黙っておくべきかと思ったんだが」
田中「なんすか!?」
澤村「この練習試合、全部終わったら、監督たちのおごりでバーベキューらしいぞ!」
澤村の一言で田中達の目がギラリと光る
「「「「バ、ベ、キュ、-!?」」」」
田中日向西谷「お肉肉肉、お肉肉〜!合わせて肉肉、お肉肉!」」
田中日向西谷「お肉万歳!元気百倍!フッフー!ハレルヤハレルヤ!お肉神様!お肉神様〜〜!」
先ほどの疲労がどこかへと飛んで行ったように、田中達はやる気に満ち溢れているようで
「牛タンあるかな牛タン〜」
田中達をみて少し遠く離れたところから一人ヨダレを垂らしながらワクワクそわそわしていれば後ろからクスリと笑う声が聞こえて来た
月島「フッ……本当子供だよね、分かりやすすぎ…」
「子供でいいも〜ん!蛍は?楽しみじゃないの?バーベキュー!!」
後ろを振り返れば月島が見下すように笑っているも、いつものことなので特に対抗せずに私は手をひらひらとさせる
月島「別に…こんな暑い中でバーベキューとか…ほんと信じられない」
「え〜!?暑い中、汗をかきながら肉を食す、これぞ夏休みって感じじゃーん!!」
月島「練習で十分汗かいてるのに、そこからまた汗をかく気?バカなの?」
月島の言葉にムッとした私はベーッと舌を出し、休憩中の田中達のところへの走って行く