第42章 至高
「飛雄に木兎さん!!」
影山は目の前で止まるも木兎はそのまま勢いよく私を抱きしめればまだ足が痛い私はよろけて尻餅をつく
木兎「うおっ!おいおい、大丈夫か〜!」
赤葦「木兎さん、足、怪我してるので暴れちゃダメですよ」
木兎「なにっ!怪我!?怪我してんの??!」
赤葦にそう言われた木兎は、私の足に手を伸ばし隅々まで見れば足に絆創膏が貼られているのを見つける
「ちょ、ちょっと、木兎さん///」
生足を触られた私はくすぐったくそして少し恥ずかしく顔を熱らせれば後ろから黒尾がゆっくりと近づいてきて木兎から私を離す
黒尾「おい木兎、あんまいじくんな」
ひょいっと軽々しく私をお姫様抱っこする
日向「、足大丈夫??」
影山「お前は本当暴走すると止まらないよな」
お姫様抱っこされた私の元へと心配そうに駆け寄る日向、影山は暴言を言いながらも心配してくれてるようだった
「ごめんね、皆心配かけちゃって……すぐ治るから大丈夫だよ!」
黒尾「んじゃあ、とりあえず学校戻るぞ、先生達にバレたらヤバイからな」
黒尾は私をお姫様抱っこしながら歩き出せば、ゆらゆらとする振動で私は眠くなってきたのか目がしょぼしょぼとしてくる、後ろで木兎が騒がしいもそれすらも気にならないくらいの睡魔が襲ってきた
「ん……」
黒尾「寝てろ、、ちゃんと部屋まで送ってやるから」
そう言われた私は黒尾の胸に顔をつけ小さな寝息を立てながら眠りにつく
赤葦「黒尾さん、腕大丈夫ですか?変わりま——」
影山「俺、変わります!!」
木兎「いや、俺だろ!絶対俺!!」
歩き続けること10分、我先にとお姫様抱っこをするのを変わろうとする男共、それを呆れたように黒尾はため息混じりに
黒尾「あーうっせうっせ〜、誰が渡すかよ」
体を支える腕にキュッと力を込めれば少し歩く速度を速めてもうすぐつく学校へと速く歩く