第41章 絢爛
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突然ポケットに入れていた携帯から着信音が鳴れば俺はそれを手にして見ると"木兎さん"と画面に表示されていた
赤葦「木兎さん?今ど———」
木兎「あかーしぃ!!!そっちに戻ってねー!?」
耳から携帯を離しても聞こえるくらい木兎の声が携帯のスピーカーから流れる
赤葦「えっと、戻って来てませんけど、木兎さん一緒じゃないんですか?」
さっきのざわめきは
これだったのか?
木兎「あー、くそっ、どーこ行ったんだあいつ……ああ…はぐれた!!!悪ぃ!掛け直す!!」
ブツブツと独り言を喋る木兎、その後一方的に切られた木兎からの通話、スピーカーからはプーップーップーッと流れてきて俺は頭を一瞬で整理する
木兎さんが慌ててる
きっと何かあったんだろう
はぐれた、というより
何か失礼なことをして
逃げられたとか…
いや、今はそんな事
考えてる暇はない
とりあえず今は———
黒尾「おい赤葦、今の電話木兎だよな?はぐれた〜って聞こえたけど、まさかが迷子になったとかじゃねーだろうな?」
赤葦「その、まさか、だと思いますよ」
影山「っ!!!!」
日向「おいっ、影山!どこ行くんだよ!!」
2人の会話を聞いた影山は、一目散に人混みの中へと走ってを探しに行ってしまった
黒尾「チッ……俺らも探しに行くか…んじゃあ、チビちゃんは入り口付近を頼む、俺はとりあえず木兎と合流するわ、赤葦は祭りの奥の方頼む」
日向&赤葦「「はい!」」
そうして影山以外3手に分かれて木兎そしてを探すことになった