第9章 初戦
菅原「大鷲ナイスブロード!!!」
月島「・・・・・・・」
私の打ったブロードを月島は横目でジロリと見ると何か考え事をしているように見えて
「何?見惚れた?俺のスパイクに見惚れちゃったかな〜月島くん?」
月島「・・・・別に」
「なんだよー冷たいなー」
月島に見られていた私はからかうよに月島の顔を除くもあっさりと避けられてしまう
その後も私、田中、日向も少しミスもするが得点を稼いでいく
––––––第2セット終了 烏野1セット取る
菅原「青城に・・・・影山みたいなサーブ打つ奴居なくて助かったな・・・・」
澤村「あぁ・・・ウチはお世辞にもレシーブ良いとは言えないからな・・・・」
「確かに・・・4強って言うほどだからもう少しレベルの違う選手がいるかと思ったんですけど・・・」
第2セット終了後、相手の選手のことについて話しているいると隣から影山が注意をしてくる
影山「油断ダメです、多分ですけど・・・向こうのセッター、正セッターじゃないです」
女子達「キャー?!及川さーん!」
烏野「?!」
女子の黄色い声が聞こえた目先には背の高い爽やかな青年が立っていた
田中「影山君、あの爽やかな優男誰ですか?僕、とても不愉快です」
声援を送る女子生徒に愛想よく手を振るイケメンに嫉妬し怖い顔で尋ねる田中。それに対し、影山は険しい顔のまま答えた。
影山「…及川さん。超攻撃的セッターで攻撃もチームでトップクラスだと思います。あと、凄く性格が悪い!」
日向「お前が言うほどにっ!?」
影山「月島以上かも」
日向「それは酷いな!」
月島「・・・・・」
田中「お前の知り合いってことは北川第一のヤツかよ?」
影山「はい、中学の先輩です」
日向(影山の先輩って事は・・・大王様っ?!?!)
大王様登場にビビる日向。すると、なんと大王様が烏野ベンチへ笑顔を向けた。
及川「ヤッホー飛雄ちゃん!久しぶり!元気に王様やってる〜?」
とってもフレンドリーに影山へ声を掛ける及川。しかし、影山は眉間の皺を深くし警戒心を強めた。