第41章 絢爛
赤葦「あぁ、そんなことないですよ木兎さん」
木兎「赤葦!遅い!」
「ブッ…赤葦さん、それ狙ってますよね、面白すぎ」
ボソッという俺の言葉には頬が緩み笑いかければ俺はの顔をじっと見る
赤葦「……」
萌「……?」
木兎「だあああ"っ!!!何見つめあってんの!?つーかあかーし今萌に見惚れてただろ!駄目だ駄目だ!離れろっ!」
一瞬俺とに間があったのを木兎は見逃さずすぐさま2人の間を離せる
黒尾「モテモテだなァ、」
そう言った黒尾はの頭に肘を乗せては馬鹿にする
「ムッ…クロ邪魔!ほら、練習練習!」
黒尾の手を払えば再び練習に戻り、それをみた残りの人たちも練習に戻る
自主練終了後、黒尾達と食堂へ向かうも、後ろで木兎とが何やらコソコソと話しているようだが、お腹が空いているためスタスタと食堂へ向かう一行
黒尾「なぁ、赤葦、アレどー思う?」
赤葦「アレ、って何ですか?」
黒尾さんもやっぱり
気づいていた
いつもなら食堂へ
突っ走る木兎さん
何やらコソコソと
と話していた
黒尾「何って…お前も気付いてんだろ?木兎達の事」
赤葦「はぁ…まぁそうですね」
やはり黒尾さんは鋭い
よく人を見ているのか
俺がちらっと木兎さん達を
見たことに気づいていたのか
それともただの野生の感か
黒尾「なーに企んでんだか木兎の奴、コソコソするっつーことは、何かやましい事ある証拠だな」
ニヤリと笑う黒尾、やはりこの人は勘が鋭いと俺は思った