第41章 絢爛
次の日の自主練、は第三体育館には来なかった、木兎は後から来た月島に聞けば、今日は先に部屋へ戻ったとのことだった
今までちゃんと自主練に
来ていたのに
何かあったのだろうか
心なしか黒尾さんが
月島の言葉を聞いて
一瞬申し訳なさそうな
顔をした気がする
木兎さんもが
来ないとつまらないのか
先程からしょぼくれモードに
突入しそうだ
一般的には
彼らのことをライバル
とでも言うのだろうか
の幼馴染
だという黒尾さん
好きな人には
接客的に行く木兎さん
月島は、普段通りに見えるが
なにかとを
気にかけているように見える
俺たちだけじゃないだろう
きっと烏野の部員も
の事を
気になっている奴はいるはずだ
特に今まで恋愛も
青春もしてきてない俺に
きっと勝ち目は無いだろう
相手が喜ぶ行動、言葉、仕草
恋愛ほぼ未経験者の俺には
そう言った知識なんて皆無だ
会えないのは寂しい
だけど少しホッとしている
自分もいる
がちやほやされる
姿を見ると胸が苦しくなる
もう寝ているだろうか?
それとも他の部員と
ワイワイ騒いでるのだろうか
最近ふとした瞬間
あなたの笑顔が
脳裏に浮かぶ
きっと俺も末期なんだろう