第41章 絢爛
「はい、木兎さんかっこいいです♪いつもチャラチャラしてる適当な人なのかなーって思ってたんですけど、木兎さんでも壁にぶつかる事があったんだなーって、でもそれを乗り越えて今がある。すごい、尊敬します、かっこいいです!」
は思ったことを木兎に伝えれば、木兎には見せたことのない満面の笑みで笑う
木兎「ダァーーッ!!!!!」
笑顔を直視した木兎は顔を真っ赤にさせ大げさに振り向き背を向ける
ああ、コレだ嫌な感じ
心の底でさっきから
モヤモヤとしている感じ
「えっと…どうしたんですか?木兎さん?」
木兎「クッソォおお!……お前やっぱすげぇ奴だな!!俺今ので完全に落ちた、いや、お前を好きになった!!そーゆー体の関係だけとかじゃなくて、本気のやつな!!」
こんなの敵うわけないだろ
ずっとモヤモヤーっとしていた原因が
やっとわかった気がする
あなたの笑顔をみて
木兎さんのあなたへの言葉を聞いて
やっと気付いた
俺はあなたの事が
好きになっていたんだ
木兎「こーなったら、アレだな!デート!デートしよう萌」
萌「あっ、じゃ、じゃあ時間のあるときに…」
はぁ…渡したくない
木兎さんになんか
勝てるわけない
それならあなたが
木兎さんへと向く前に…
赤葦「大鷲さん……嫌なら嫌と言った方がいいですよ…調子に乗りますから」
木兎「よーし、そうとなったら今からだな!自主練抜けて行っちまうか〜!」
萌「いや…今からは…私まだ自主練したいですし!」
木兎「え、あ"ーそーお?んじゃあまた今度だな」
"また今度"
木兎さんは狙った獲物を
そうそう逃すわけもない
だからその
"また今度"なんて
すぐに決まってる
いや、この合宿中に
きっと木兎さんは……
そんなこんな1人で考え込んでいると、自己練習も終わり木兎達は食堂へと向かっていた