第36章 衝突
————帰りのバスの中————
武田「本当にいい合宿でしたね。いろんな課題を見つけられた気がします」
運転しながら鳥養に話しかける
鳥養「まぁ、持ち帰って一個ずつクリアしていかなきゃいけないけどな」
武田「ですね。向こうに帰ってじっくり考えましょう」
鳥養「帰るか…」
そうつぶやく鳥養に武田は不思議そうにする
武田「鳥養くん?」
鳥養「帰るといや、やっかいな身内が帰ってくるんだよなー」
夜になりようやく烏野に到着するバス明日は体育館の点検が入るそうでお休みらしい
「ふわぁぁあ…疲れた…」
菅原「でっかい欠伸だなぁ、大鷲」
手を当てずに大きな欠伸をしていれば横から菅原がきてそういい
「ぎゃっ、み、見られた……」
それを見られた私は顔をほんのり赤くして
菅原「あははっ、可愛いじゃん、隠さなくていいよ〜」
照れた私の頭をポンポンと撫でる菅原もいつもなく疲れた顔で
「かわっ、かわっ///(菅原さんが、可愛いっていった…きっと疲れてるんだな、菅原さんも…)あ、それじゃあ菅原さんお疲れ様です!私ちょっと探し物しに体育館行ってくるので!また明後日部活で!」
そう言った私は部室の前を通り体育館へ行こうとすると日向が影山に声をかけていた
日向「影山、トス上げてくれよ」
影山「………」
「…(げっ、いまトスって言った?まだやるの?!)」
2人を追いかけるように体育館へ行けば体育館の電気がついて、二人はバレーをする準備を始める、と私は体育館入り口にいる谷地を発見する
谷地「あれ? 二人はまだ帰らないの?」
2人を見て不思議そうにする谷地
日向「谷地さん、よかったらちょっとだけボール出してくれない?」
谷地らびくりと驚く
谷地「私にできる?」
日向「影山の頭上に山なりのボールを投げるだけ」
谷地「うっす!やってみる」
「(あちゃー、谷地さんまで巻き込まれちゃってるし…疲れてるのに大丈夫かな)」
体育館の窓の鉄格子の隙間から3人の様子を見る