第35章 遠征
「んー…そう、かな?……(何かあったかーといえば、告白されたこと、あと飛雄に全部話して、ちょっとスッキリしたこと…あとなんかあったけ?)」
黒尾「んまー、いいわ。で、どうよ?そっちの学校は、楽しいか?」
「あー、うん!楽しいよ♪クラスの人も優しいし、みんないい人たちばっかだよ…クロは?相変わらずのモテモテさんですかー?笑」
クラスの人を思い出しながら話すも、黒尾の話に変わればニヤニヤとしながら聞く
黒尾「はっ、まーなぁ……何だよ、ヤキモチか?」
「べっつに〜?…ただ、クロはモテるのになんで彼女いないのかな〜って思ってさ〜、あ、あと研磨も」
バレー部で活躍、さらには全国クラスに行ける強さのある部活のモテモテな主将であるのになぜ彼女が居ないのかと疑問に思う
黒尾「そんなほいほい彼女なんかいらねーっての、まぁ、体だけの関係なら腐る程いるから問題なし!!…それに研磨は昔からお前のことが好きだからなぁ〜ゲームとお前以外興味ない!って感じじゃね?」
「はぁ??……サイテー、体だけの関係とか…ほんとエロ尾!!エロオヤジ!……って、研磨が私を?まさか〜っ」
黒尾「冗談だっつーの、俺は好きな女しか抱かねー。つーかお前ほんと鈍感だよな〜?お前のこと好きなやつらにはほんと、同情するわ〜」
口を尖らせて見てくる大鷲の頭を優しく頭を撫でる
「私恋愛には疎いんです〜…」
何かを思いつめたように下を向きながら辛く
黒尾「……なんだ、告白でもされたか?」
「こ、こ、こっ告白?!…別にされてないし!!!」
黒尾の言葉に顔を真っ赤にさせながらも、それを否定する
黒尾「図星だな(ニヤリ」
黒尾「お前は昔からモテてたからな〜、まぁお前にいいよりそうな奴らは片っ端から牽制してたけど」
「そうなの?…もー、私に彼氏ができなかったの絶対クロのせいじゃん!!」
黒尾の言うことにほっぺを膨らませながら言う
黒尾「そこら辺の男には勿体無いってーの、は」
大鷲の膨らませたほっぺをむにっと手で挟む
「むーっ……勿体無いってなに?私別にそんな高嶺の花じゃないけど」
黒尾「高嶺の花とはいってねぇ笑」