第26章 鉄壁
休憩が終わり、第2セットが始まる
旭「月島も大変だな。1セット目よりも多く、あの7番と向き合っていないといけないな」
月島「いやいや。誰も僕があの7番とガチンコ勝負して勝つことなんて、 期待してませんよ……派手に暴れるのは日向の役目、その日向が後衛に回っている間は、極力無難にしのぐのが僕の役目。 いつものことじゃないですか。それにどう考えても向こうのブロックは、東峰さんをロックオンですよ」
「何言ってんだよ月島!お前も頑張るんだよ!!」
月島がネガティヴなことを言っていたため私は月島の背中に一発大きめのパンチをいれる
月島「いたっ………」
旭「ま、まぁまぁ大鷲、頑張ろうな、大鷲も!」
「ういっす!」
烏野の攻撃、日向がおとりになって、旭さんが打つだが、日向につられたはずの青根が二度飛んで、旭のスパイクに追いついてきた
「(一瞬、日向の動きにつられたのにもうレフトに!?)」
今度は日向のおとりなしで、旭さんが攻撃をするが、ブロックに阻まれてしまうも試合は続き、日向が前衛に回ってきて影山と日向の速攻が決まる
「ナイス影山!日向!」
影山日向「「うっす!!」」
烏野19ー伊達工18
ここで伊達工の青根は後衛へ回りそして日向が前衛へ出てくるとさっそく、日向と影山の速攻が決まる。
烏野のサーブで、伊達工のスパイクが打たれるが、旭さ がワンタッチをする。それを日向がおとりで、旭がスパイクを打つ
観客「後、一点でマッチポイント!行け!もう一本」
日向が前衛にいる間が大きな攻撃のチャンスになる。烏野、チャンス
二口「鎌先さん。青根の影に隠れて、舐められてるんじゃないすか?」
鎌先「あぁ!?ふざけるな。鉄壁は俺たち全員で!鉄壁だ!」
青根と同じく、2回飛んで旭さんのスパイクを止める
武田「ここで、7番くんが前衛のターン」
心配そうに武田先生が言う
鵜飼「大丈夫だ。まだ変人速攻は効く。(けど…)」