第4章 開始
—————3対3 試合開始
ピーーーーッ!!
田中「そォォォらァァァ!!!」
開始直後すぐさま田中はレフトから一発スパイクを打つと、月島はブロックするも耐えキレず吹き飛ぶ
田中「シャァァァァ!シャラアアアアア!」
田中は上着を脱ぎ出し振り回す
菅原「田中うるさーい!脱ぐなーっ!」
「田中さん、まだ1点目ですよ〜!」
1点目ではしゃぐ田中を周りの部員達がブーイングをしだす
キュッキュッ
ダンッ
ピーーーー
日向(また....ここにも高い高い壁...)
(これで何本目だろう、さっきから翔陽のスパイク止められてばっか、翔陽、大丈夫かな....)
月島「ほらほら、ブロックにかかりっぱなしだよ?"王様のトス"やればいいじゃん、敵を置き去りにするトス。ついでに仲間も置き去りにしちゃうヤツね」
影山「........うるせぇんだよ、速い攻撃使わなくても____勝ってやるよ」
ピーーーーっ
ボンッ!!
月島に煽られた影山は冷静に言い返せば、日向に"殺人サーブ"と言われている影山のサーブが出る
影山「?!」
影山の打ったサーブはいとも簡単に澤村に取られる
澤村「.....何点か稼げると思ったか?....突出した才能はなくとも、2年分お前らより長く体に刷り込んできたレシーブだ.....簡単に崩せると思うなよ」
(うわぁ....大地さんカッコいい....あれが烏野の"主将")
月島「ホラ、王様!そろそろ本気出した方がいいんじゃないの?」
日向「なんなんだお前!昨日からつっかかりやがって!王様のトスってなんだ!」
月島「君、コイツがなんで"王様"って呼ばれてるか知らないの?」
なかなか得点の取れない影山達に月島は影山の過去で相手をうまく煽っていく。月島は淡々となぜ影山が王様と呼ばれているのか、なぜ"チーム"からそう呼ばれているのか説明していく
月島「_____意味は、自己中な王様、横暴な独裁者、噂だけは聞いたことあったけど、"あの試合"見て納得いったよ。横暴が行き過ぎて、あの決勝 ベンチに下げられてたもんね」
「ッ______!!!!月島、いい加げ」