第24章 宿泊研修
加奈「きゃあああああ!!」
いきなりで驚いた宮島は、私の手を離し1人で先に走り出してしまった
「ちょっ、宮島さん!1人で懐中電灯なしに走ったらあぶなっ………いった……」
走り出した宮島を追いかけてる途中、どこかにつまずいた私は横の草むらに転んでしまう
「危ない、また足を捻るところだっ………うわああああああああ!!」
草むらから抜けようとした瞬間、横にあった数メートルある崖から転げ落ちてしまった
——————一方月島と山口—————
山口「はぁ〜…なんか男2人って、虚しくない?」
月島「僕はそっちの方がいいよ……キャアキャア騒ぐ女子となんか行きたくな」
「きゃあああああああ」
山口「えっ……今の声って、宮島さんだよね?!ちょっと、行ってみよ!」
月島「ちょっ……山口!……」
宮島の叫び声が聞こえた山口は月島の手を引っ張り、声が聞こえた方向へ走り出す、その数分後、別の方からの叫び声も聞こえてきた
山口「あ、いたっ!宮島さん!!大丈夫?!」
縮こまって居る宮島を見つけた山口はすぐさま駆け寄り手を貸して起き上がらす
加奈「あっ山口君……私は大丈夫なんだけど…大鷲君が見当たらなくて!!」
宮島は驚いて先に走ってしまったものの、大鷲をおいてきたと気付きそのあと元の場所に戻ってきたが、すでにその場所には大鷲がいなかったと伝える
月島(じゃあ…さっきの叫び声は……大鷲だ)
そう思った月島は持っている懐中電灯を片手に叫び声が聞こえた方向に走り出す
山口「ちょ、ツッキー?!」
月島「くそっ……暗くてよく見えない……」
———————月島side—————————
大鷲、どこにいる?!
「おい!大鷲!いたら返事しろ!」
暗くて何も見えない
何処に居るんだよ、大鷲
探し続ける事5分先程宮島がはぐれた、という場所の近くの草むら付近に大鷲の靴が落ちてあった、僕はその周辺を隈なく探した
すると、草むらの奥から小さな光が見えてきた
あれは——————懐中電灯!!
僕はその草むらをかき分け、奥に進んだ
そこには数メートル以上ある崖下に大鷲が倒れていた